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雲海の乗鞍岳 – Natural Memories | わが家のスローライフ日記

雲海の乗鞍岳

投稿者: カテゴリー: 撮影地 オン 2005年9月30日

norikura-unkai.jpg

紅葉を見計らって、乗鞍岳へ行ってきました。
前日の夜10時に八王子を出発。
深夜に乗鞍高原に着いて、仮眠する作戦です。
中央道・松本ICから、国道158号線へ。
高速料金が安いと思ったら、深夜割引なのですね。
乗鞍高原観光センター前の駐車場に着いたのが、AM1:00でした。
駐車場には、すでに十数台の車が止まっています。
乗鞍エコーラインは、マイカー規制されていて、ここからシャトルバスに乗り換えねばならないのです。
始発のバスは、AM4:00。
それまで、車の中で仮眠です。
家から持ってきた目覚まし時計で3:30に起きると、なんだか外が騒がしい。
周りを見ると、たくさんの車が駐車され、しかもバス停には20〜30mの人の行列ができているのです!
いっぺんに目が覚めました。
このバスに乗れなかったら、何のために夜中に車を飛ばしてきたか、分かりません。
実は、この4時発の御来光バスは、9/30の今日が今年の最終日なのです。
それで、人がこんなに多いのかなあ〜。
いよいよ、バスが来ました。
係の人から、乗り降り自由の往復券を2000円で買い、バスに乗り込みました。
座席は、後ろから2列目。
ふ〜、何とか乗れた。
後ろを振り返ると、あと2台のバスが・・・。
な〜んだ、みんな乗れるんじゃん。
norikura-unkai-asayake.jpg
バスはだんだん、高度を上げていきます。
すると、東の空に朝焼けが。
そして、朝焼けの下には、一面の雲海が広がっています。
バスの乗客から、どよめきが起きました。
問題は、どのバス停で降りるかです。
一刻も早く、この朝焼けの写真を撮るには、次のバス停で降りるのが有利です。
実際、三分の二くらいの乗客が、肩ノ小屋口で降りました。
でも私は、バスの運転手さんが、出発の際に言った一言に賭けました。
「この時間のバスだけ、県境に止まります。」
その県境は、御来光がよく見える崖の上にありました。
朝焼けにも間に合い、いい場所もゲットできました。
三脚にカメラをセットし、レンズを選択し、昨日修理したレリーズを付け、露出を変えながら、何回もシャッターを切りました。
そうしているうちに、広角レンズに付け替えると、なんか変。
シャッタースピードが妙に長いし、ファインダーの像も暗い。
レンズを外してみると、絞りが絞った状態で止まっている。
シグマ!
また、やってくれたな。
このシグマのレンズは曰く付きのレンズなのです。
忘れもしない、スイスへの撮影旅行。
そのときは、このレンズは絞りが開放になったまま、動かなくなってしまいました。
レンズが壊れたと分かれば、そのレンズを使わないだけなのですが、そのスイスの際は、何事も無かったかのように撮影できてしまうのです。
スイスのように広大な風景では、手前のお花畑から、遠くのアイガーなどの山を写すために、絞り込んで撮影します。
でも、絞りは開放から動いていないのです。
結果は、真っ白の露出オーバー写真連発となってしまいました。
原因は製造時の組み立て工程でのミスと推測されるそうです。
シグマの品質部長という人が、謝りに自宅まで来ましたが、失った写真は還りません。
デジカメだったら画像が確認できるので、被害は最小限で済んだのに、と感じてしまいました。
yarigatake_unkai.jpg

話しが脱線してしまいました。
シグマレンズは使うのを諦め、撮影を続けているうちに、陽は上がり、雲海も白く輝くようになってきました。
そして、道路を下っていくと、北の方に槍ヶ岳が見えてきました。
雲海の上に槍ヶ岳がぽっかりと浮かんでいました。