八千穂高原の樹氷

By in 撮影地 on 2008年1月13日

昨日から、樹氷が見られるような予感がしてました。

以前、コラムに書いた「八千穂高原の霧氷の条件」から、八千穂方面の天気予報が、霧氷が着く条件に、ぴったりだったからです。

朝、4時に自宅を出発。
国道141の清里から先は、道路に雪が積もっています。
日の出の時間が気になるけれど、安全運転でゆっくり走ります。

野辺山の気温は-10度。
この辺りのカラマツが、きらきらしています。
霧氷かと思ったら、水が枝の周りに凍った「雨氷」のようです。
もっと標高が高い八千穂は、いい感じかも。
期待が膨らみます。

リエックススキー場の入り口を過ぎると、カラマツや、白樺の枝が白く、車のヘッドライトに照らされます。
もう間違いありません。
樹氷です。

八千穂高原スキー場を過ぎ、八ヶ嶺橋で、日の出を待ちます。

東の空が茜色に変わり、太陽が顔を出しました。
風に乗って舞う氷の粒が、きらきらと輝いて、とてもきれいです。

カラマツや白樺が朝日に照らされて、白く輝きだしました。
カラマツの枝のアップの写真を撮ろうとして、気づきました。
輝いている色は、白でなく透明です。
木に着いているのは、「霧氷」でなく、「雨氷」のようなのです。

透明な氷が、太陽の光を透き通し、さらにきらきらと輝いていました。

実は、今回の目的は、東洋一と言われる白樺群落の樹氷の姿でした。
でも、自然園周辺の白樺林は、雨氷がちょっと着いているだけで、樹氷のきれいな姿は、見ることはできませんでした。

気を取り直して、もっと標高が高い所に、戻ります。

明け方に通ってきた登り道は、雨氷でなく、霧氷の気がしたけど・・・。

国道299の閉鎖地点は、カラマツにきれいな霧氷が着いていました。
残念ながら、浅間山は雲に隠れて、見ることができません。

ちょっと下り、林道の入り口で車を停め、林道を歩きます。
青空の中、霧氷のカラマツ林の中を歩きます。
とても、気持ちのいい散歩です。
今度来るときは、真紀さんや子供たちと、スノーシューで歩いてみたいな、と思いました。

笹やぶの中に白樺の木がありました。
きれいな霧氷が着いています。
青空と、霧氷と白樺の白い幹とのコントラストが、とてもきれいです。

でも、白樺の裏に回ると、なぜか樹氷が、きれいではありません。
枝をよく見ると、霧氷は、南西の方角のみに着いています。
どうやら、氷の粒が、南西の方角からの風で、枝に当たり、それが霧氷として、成長しているようなのです。
ということは、前日の風向きで、どの山の斜面に霧氷が着くかということを、予測できるかもしれません。
(前日のアメダスの記録を見ると、たしかに南南西の風だったようです。)

八ヶ岳の方角を見ると、私がいる標高は、霧氷が着いていますが、さらに高い所は、霧氷が着いていません。
高い所には、霧が出なかったのでしょうか。

お昼近くなり、そろそろ霧氷も解け出してきました。
長靴を履き替え、帰途に着きます。
車をしばらく走らせていると、私と同じように写真を撮っている方が、いらっしゃいました。
その場所を見ると、きれいに霧氷が着いた何本かの白樺が、立っていました。

青空と、霧氷の白樺と、ちょうど現れた白い雲が、きれいなハーモニーを描いていました。

偶然に霧氷と雨氷と見ることができ、偶然に他のかたが撮っていたので、白樺の場所に気づき、本当にラッキーな一日でした。

地球の温暖化が進むと、こうした霧氷も見ることができなくなるかもしれません。
きれいな風景を、目に焼き付けておこうと、思いました。