紅葉の栂池自然園その2

By in 撮影地 on 2005年10月7日

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今日の泊まりは、栂池ヒュッテ。
前日に予約をして、泊まることができました。
山小屋と言っても、車が入るので、設備、料理は下界並みにすばらしい。
夕食の料理は魚料理と肉料理。
最初は魚だけだったので、まあ山小屋だから仕方ないか、と思っていたら、魚を食べ終わった頃、
「お肉を持ってきました」
と、おねえさんが大皿を持ってきてくれました。
さらに、お肉が終わると、栗のケーキが!
お腹いっぱいだったので、嬉しい誤算でした。
食事の時、ご一緒した方が、おいしそうにビールを飲んでいました。
どうしようかなあ〜、注文しようかなあ〜。
すると、もう一人の方が、
「こんなに飲めないから、一杯いかがですか?」
ラッキー!
茶碗にいただいたビールが、こんなにおいしいなんて!
テーブルで同席した方は、お二人ともデジカメで撮っているとのこと。
そういえば、自然園の中もコンパクト、一眼ともデジカメの方が、かなりいらっしゃいました。
部屋は、アルペンベッドというタイプで、2段ベッドの各スペースにカーテンで間仕切りができます。
こういうタイプは、ユースホステルやフェリーの2等寝室で慣れているので、まったく問題無し。
一畳に数人という山小屋の混雑を想像していただけに、快適に過ごすことができました。
地下の広い風呂で体を伸ばし、借りた浴衣で涼んでいると、部屋をノックする音が。
小屋のスタッフがお弁当を持ってきてくれました。
明日の日の出は6時前。朝食は7時。
太陽の一番いい時間を、朝食に費やしてはもったいないので、朝と昼をお弁当にしてもらったのです。
午後9時。
カーテンを閉めて、就寝です。
翌朝5時。
腕時計のアラームの音で起きました。
窓から外を見ると、薄暗い中にぼんやりと、後立山の山々が。
よし、行くぞ。
カメラ、三脚を準備して、栂池ヒュッテを出ました。
行く先は、白馬岳への登山道の途中。
そこから見ると、紅葉の山を見下ろすようになり、背後の連峰が、より広く見えるのです。
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目的の場所に着いて、三脚をセットして、さあ撮るぞ!
でも、ファインダーを覗いた時には、背後の山々は雲に隠れてしまっていました。
もうちょっと、雲が待っていてくれれば・・・。
雲の切れ間から、白馬岳に赤い朝日が当たっているのが、わずかに見えます。
赤いモルゲンロードの白馬岳と、手前の鮮やかな紅葉という構図で撮影しようと思っていたのに・・・。
手袋をしながら、一時間近く待っても、雲が晴れることはありませんでした。
栂池ヒュッテに戻り、チェックアウト。
お弁当二つに、水筒二つをリュックに詰めて、昨日に引き続き、栂池自然園の散策です。
宿でチケットにスタンプを押してもらったら、お金を払わずに自然園に再入場できます。
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曇りの中の紅葉を見ながら、歩いていたら、突然、雲が晴れました。
白馬岳だ!
水芭蕉湿原の、紅葉と白馬岳との組み合わせが美しい所まで、急いで駆け戻りました。
雲が晴れたのは、ほんの5分間くらいだったでしょうか。
やっと、イメージしていた絵を撮ることができました。
ワタスゲ湿原でも、5分間くらい雲が切れ、青空と白馬岳と紅葉を写すことができました。
また、濃い霧に囲まれました。
この2回のチャンスをものにできたので、まあ、良しにしよう!
そして、栂池自然園の帰路に着いたのでした。
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自然園の出口を出て、ロープウェイ乗り場まで降りて来ました。
ふと、後を振り向くと、青空と白馬岳が!
なに〜!
さっきまで、あんなに霧が濃かったじゃないか!
駆け足で戻り、今日の朝一番に訪れた、白馬岳の登山道を登りました。
時刻は正午。
遅かったです。
やはり、光は逆光気味になり、白馬岳はグレーになり、紅葉の色はくすんで見えました。
午前中のうちに雲が晴れればなあ〜。
自然園まで下り、これからの行動を考えました。
空を見ると、晴れはしばらく続きそうです。
白馬岳はダメだけど、北西の方角は大丈夫そうだ。
小蓮華山や、白馬乗鞍の山腹の紅葉をターゲットに変更して、自然園に再々入場しました。
やはり、陽が当たると、木の表情が変わります。
昨日のしっとりした色も良かったですが、キラキラと輝くダケカンバも美しいものです。
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実は、昨日から目を付けている黄色いダケカンバがあるのです。
その木は、小蓮華山の山腹の紅葉をバックに黄色く輝いていました。
その木にレンズを向けていると、横を通るハイカーの方は、
「きれいな滝ですね」
と言いながら、過ぎて行きます。
確かに、レンズを向けている山腹には、滝があるのですが、それは付け足しに過ぎません。
きれいなダケカンバなんだけどなあ〜。
と、心の中でつぶやいていました。
楠川のほとりでお弁当を食べました。
骨付きの鳥に、焼いた魚と、おにぎり2個。
やっぱり、紅葉を眺めながらのお弁当は、数倍おいしいですね。
こんどこそ、帰路に着きました。
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栂池の名前の由来となった「栂の木」であるシラビソにたくさんの実が成っていました。
ロープウェイのガイドさんの案内によると、このシラビソの実は数年に一度しか、成らないとのこと。
地味ですが、貴重なものを見ることができました。
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ロープウェイに乗ると、ちょうど雨が降り出してきました。
さっきまで、あんなに晴れてたのに。
午後から崩れるという天気予報は、当たっていたようです。
山麓まで降りると、栂池温泉でゆっくりしました。
この温泉は、露天風呂の岩にコケが付いていて、ヌルヌルして気持ち悪かったです。
露天風呂からは、白馬岳は雲の中です。