紅葉の南アルプス・白凰渓谷散策
紅葉前線が、山の中腹くらいまで、下りてきました。
どこか、いい所がないかな、とインターネットで調べていると、南アルプスの白凰渓谷の紅葉が見頃とのこと。
バスの時間を調べ、早朝から自宅を出発しました。
訪れた白凰渓谷は、乗用車で入ることができません。
奈良田に車を駐車し、バスで広河原に向かいます。
バスのガイドのおじさんは、開口一番、
「今年の紅葉は良くないねえ。」
赤い葉の木が、紅葉しないまま、ちじれて落ちているとのこと。
近所の公園や、今年あちこちで見られている紅葉の現象と同じようです。
先日の台風のせいか、秋の長雨のせいか・・・。
バスは、ぐんぐん高度を上げていきます。
広河原は、北岳の登山口。
紅葉の山並みの向こうに、北岳が鎮座していました。
バスで通ってきた道を、広河原から歩いて下ります。
朝の光が谷筋に入りました。
黄葉のカラマツが輝き出します。
白凰渓谷の底には、野呂川が流れています。
この川が見え隠れしながらの、散策です。
川向こうには、紅葉の中を落ちる小さな滝を見ることができます。
ただ残念だったのは、谷底や向こう岸を撮影できるポイントが少なかったこと。
道のすぐ脇まで、木が生えているため、見通しが悪いのです。
木の間から、きれいな紅葉が見えても、木々が邪魔して写真を撮ることができません。
そんな中、秋らしいきれいなうろこ雲が、空に広がっていました。
今回の散策で、失敗したのがトンネル。
照明なしのトンネルが多数あるのです。
特に長かったのが、上の隧道。
500mは、あったとおもいます。
懐中電灯を忘れたことは、大失敗でした。
今回、訪れたもう一つの目的が、滝巡り。
樽沢の滝。
桂の滝。
間の滝。
カッパ滝。
仙谷滝。
神楽滝。
こごみ滝。
奈良田の駐車場に着いたのは、午後4時。
広河原から、奈良田まで、18kmを時速3kmで歩いたことになります。
あ〜疲れた。