冬の上高地

By in 撮影地 on 2010年1月19日

一度は、行ってみたかった冬の上高地。
その念願が叶いました。

霧氷の田代池

前夜に乗鞍高原に入り、民宿「美鈴荘」に宿泊。
ゆっくりと白濁の温泉で、くつろぎます。

そして、AM3:30起床、AM4:30集合。

今回、ガイドのお世話になったのは、「ODSS乗鞍上高地」のケイさん。
コースの説明などを受け、上高地の入り口、釜トンネル前まで、車で送ってもらいます。
釜トンネル前で、準備体操、そしてヘッドライトを頭に付け、出発です。

釜トンネルは、非常灯意外は、真っ暗闇。
安易な装備で、上高地に入らないように、暗くしているそうです。
長いトンネル内は、案外、上り勾配があり、息が切れました。

上高地へ入るのは、一番乗り。
前夜、薄く積もった新雪の上を歩きます。

歩き始めて1時間。そのカーブを曲がると、穂高連峰と大正池が現れました。

そして、7時前。日の出。

神々しい光が、穂高連峰を赤く染めました。

道路を外れ、雪が深い所を歩くため、スノーシューを装着しました。
大正池沿いを進みます。

立枯した木と朝霧。

大正池は、幽玄な風景が続いていました。

大正池は、ほとんど凍結。

でも、湧き水に近い所には、凍っていない部分がありました。
水面は、鏡のよう。
水蒸気を出す焼岳を、その水面に映していました。

早起きしたので、お腹が、ぐ〜っとなりました。
おにぎりの朝ごはんです。
ケイさんが持参のシャベルで、雪のいすを作ってくれ、暖かいコーヒーも入れてくれました。

寒いですが、静かな冬の湖畔で食べるおにぎりの味は、格別でした。

わかりますか?

霧氷の枝に付いているかわいい顔。
ケイさんに教えてもらいました。

かわいい顔の正体は、サワグルミの枝の夏に葉っぱが付いていた所。
養分や水をやり取りしている維官束の跡だそうです。

AM10:00。田代池。

霞沢岳から、太陽が顔を出します。

霧氷の樹々が、輝きました。

田代池という舞台で、主役の霧氷の樹々たちに、スポットライトが当たったかのように。

霧氷が輝いた時間は、ほんの30分ほど。

きらきらとした氷粉を、散らすと、霧氷の舞台の幕が下りました。

雲一つない青空。

田代池の周りの木立には、霧氷がびっしりと着いています。

陽の光で、散り始めるまでの、はかない命でした。

帰途に着きます。

陽が高くなると、山も池も、その表情を一変させました。
それまでの、幻想的な風景が無くなっていました。

早起きは、3文の得。

冬の上高地の静かな時間を、過ごすことができました。

  • きよよ

    素敵な写真を有難う御座います。夢幻の世界ですね。
    軽登山10年程ですが、ここに来て私も初めてのスノーシューに挑戦しようかと思っています。上高地の2月と3月では気温はかなり違うのでしょうか?雪の質などは?先ずは日帰りで2月に入笠山か八ヶ岳、そして上手くいけば、3月に上高地1泊と考えていますが、何かアドバイスがあればお願いします。
    歩いていれば暑くなるかと思いますが、具体的にはどの程度の重ね着でいけばいいでしょう?因みに雪山に挑戦するのは初めてです。

    • きよよさん、こんにちは。

      上高地の気候や積雪は、その前後の気圧配置によって、大きく変わると思いますので、それに応じたご準備を。

      工事車両など入りますので、除雪、圧雪された後だと、歩くのは楽だと思います。
      (豪雪の後の、ラッセルになると大変かも。)

      釜トンネルは、案外、長い登り坂です。
      ここで、汗をかいてしまうと、そのあと体が冷えてしまいます。
      ペース配分が大事です。

      私はダウンを着ていきましたが、歩くと暑いし、日の出を待ってじっとしていると寒いし、という感じでした。
      うまく調整してください。

      釜トンネルへのアクセスが大変です。
      タクシーやツアーをうまく活用してください。

      釜トンネル用の懐中電灯をお忘れなく。

      八ヶ岳周辺のスノーシューは、楽しいですよ。
      私の子供たちも、3才と5才でスノーシューデビューしました。

      http://pairhat.blog103.fc2.com/blog-date-200902-17.html

      どうぞ、雪を楽しんできてください。